思考塾 -創造力育成通信教育学習塾- 

Home>本当の成長のために>教育と育成の方法

2種類の教科書

新たな価値創造で認められ、求められる人へ 真の成長と育成は思考塾が担います

 さて、あなたは子供さんの教科書をじっくりと見たことはあるだろうか。小学校、中学校は当然ながら、見れば書いてあることを理解できるはずである。しかし、これは決して教科書を読むことによって理解したのではなく、すでに知っている知識であったからに他ならない。もしも、その知識を全く持っていなかったらという仮定で、もう一度教科書を読んでみて欲しい。果たして、あなたは教科書だけで理解することができるであろうか。

 特にゆとり教育以降顕著になってきていることであるが、以前に比べると教科書自体が薄くなっており、字も少なく、絵ばかりが多い印象を受けるのではないだろうか。この背景には、もちろん前述のゆとり教育の名の元に、項目自体が減らされているということがある。しかし、実際にはそれだけではない。

 そもそも日本の教科書は、それだけで独立するものではなく、教師による授業ありきの考え方のもと、授業の中で補足的に利用するものとして考えられている。言うなれば、「授業書」とも言える。すなわち、初めから教科書だけで理解できるようには作られておらず、教師が授業で説明しなければ理解できないようなものになっているのである。

 しかし、世界にはもう一つの種類の教科書がある。欧米に多いタイプであるが、日本とは対照的に教師の説明がなくとも、生徒が読み進むことで知識を得て、理解できるような内容と構成になっているものである。一般の専門書などをイメージすれば分かりやすいかもしれない。もちろん、自分だけで理解していくことは容易なことではないが、日本のようにそもそもそういうことができるようにできていないのではなく、その気になって努力すればできるということは大きな相違点である。もちろん、欧米においても授業は行われるので、そこできちんと解説を行うことになる。ただし、日本との違いは、授業は教科書の理解を補うためのものという位置づけということである。

 ただし、日本でもどちらのタイプの教科書がより適切かという議論がなされたこともあった。そして、両タイプが混在した時期などもあったが、結果として、少なくとも現在は薄くて説明や情報も少なく、生徒が自分で独習することは非常に難しいものとなっている。当然ながら、そもそも読むようには作られていないのであるから、読んでも面白いはずもない。したがって、教科書はつまらないもの、読んでもしょうがないもの、というイメージが出来上がってしまっているのである。もちろん、イメージだけでなく実際に読むようなものでないのは前述のとおりである。
このように、みんなで一緒に教師の説明を授業で受けて理解するという大前提があることから、当然ながら、全員が一緒に進まざるをえず、かつ、その進む速度はどうしても遅いグループに重点を置いたものになる。理解の早い生徒、学習意欲の高い生徒が興味を持ったときに、より深く、発展的に知識を得ようとしても教科書からはそのヒントすら見つけ出すことはできず、もちろん、授業には期待することができない。

 また、教師依存のやり方になってしまっていることから、教師のレベルによって理解度や内容レベルが大きく影響を受けることになる。また、教師の側にしても、指導要領で事細かに教える内容や教え方が決められており、そこからの逸脱は原則として認められないことから、独自性を出しにくいとも言える。加えて、ゆとり教育の影響で授業時間が減っていることから、発展的な内容や理解度を挙げるような工夫をしたくても実際に難しいという事情もある。さらに、モンスターペアレンツなどという言葉までも生まれるほどに、親のレベルが下がっていることから、少しでも置き去り感を出してしまったり、少し熱心に指導するだけでクレームの対象になってしまうかもしれないという問題もある。

 ゆとり教育の修正も徐々に検討されており、方針転換も行われていることから、ある程度の改善は期待できるかもしれない。しかし、根本的な授業依存の基本方針は変わっておらず、横並び方針も変わりはないことから、伸びる子供はさらに伸ばすという考えは期待できない。未来永劫変わらないとは言えないが、少なくとも当面の間(相当期間)は学校教育とはそういうものであるという認識をしておく必要がある。だからこそ、各家庭で子供の興味と意欲を見つけ出すこと、伸ばすことを考えていかなければならないのである。ただし、現実的には家庭内で対応することは難しく、多くのケースでは塾を選択することになる。しかし、塾も万能ではなく、その選択は家庭での対応と同等に簡単なことではない。なんのために、何を期待して塾という選択肢を採用するのかということを十分に吟味して子供可能性を最大限に伸ばすようにしたいものである。

真の成長のための本当の教育 思考塾だけがそれを可能にします

ご相談、お問い合わせは、まずは下記までお気軽にメールをどうぞ


  •  このページはお役に立ちましたか?

    YES    NO