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就職活動(就活)と採用選考の実態

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 さて、みなさんは就活を行い、目指す企業にエントリーする時どんなことを考えるでしょうか。誰もが先ず考えること、それは1次選考が通るか、「少なくとも書類選考は通って欲しい」ではないでしょうか。そして、同時に、「一体何人ぐらいがエントリーしているのだろうか」と考えるはずです。これらは、決して悪いことではありません、選考を受ける側の立場としては当然のことです。

 最近は、インターネット上でも企業の就職担当者という方が色々な発言をされています。一つの傾向として、今は一時言われたほど学校の知名度、学歴だけでは選考していないと言われています。確かに、最終選考では各個人その人を見ており、学歴だけで採用を決定するというような安易な方法は以前ほどはとられていません(ただ、現実には人物を見る目を持つ採用担当者がいない企業では、依然として学歴に頼っていることは否定できません)。

 しかし、ここで最初の話を思い出して、考えてみてください。いったい何人の学生さんがエントリーしているのでしょうか。就職活動が厳しくなっていることに加えて、インターネットを用いたエントリーが主流になったことも手伝って、想像以上の数のエントリーが行われています。自分に自信があり、確固としたアピールができるものを持っている、やりたい仕事が明確に決まっている一部の人を除いて、複数、10社以上にエントリーすることは珍しいことではありません。場合によっては、数十社ということもあるでしょう。特に、厳しい状況に置かれていると感じている人ほどそのエントリー数は増えていきます。

 一つの例ですが、1部上場企業ではあるものの、決して大企業ではなく、業界でもBグループ、または、Cグループかもしれないというような従業員数2000から3000人規模、売上で数千億、経常利益で200億程度の会社を想像してみてください。バブルの頃であれば間違いなく欲しいレベルの学生を獲得するのに苦労するであろう企業です。そんな企業でさえも、最初の募集で2万人以上のエントリーがあります。そして、採用予定枠は50人程度です。

 この状況だけでも採用担当者は気が重い状況ですが、さらに、1次選考、場合によっては、内定を出すまでの期間は1〜2か月程度しかありません。ゆっくりしていると他社に先に決まってしまう恐れがあるからです。そして、もちろんこの作業は人事担当者がすることになりますが、その人数は多くても10人程度です。その上、選考作業は1度ではなく、通常複数回行われ、後になればなるほど面接など時間が必要になってきます。

 どうでしょう、みなさんが採用担当者だとして、この条件のもとでエントリーした2万人全員のパーソナリティーも含めた詳細な選考が最初の書類選考の段階からできるでしょうか。そのために、1次、2次といったスクリーニングが行われるのです。そして、このときに資料となるのがエントリーシートです。皆さんは、エントリーシートに何を書きましたか?もちろん、自己PRも書いたでしょう。しかし、それは数行でしょうか。採用担当者が一人で1000人規模の選考を行う時に、全てに詳細に目を通せるでしょうか。そして、そこから人間性や経験までを踏まえた1次選考が十分に行えるでしょうか。

 そうなると、いくかの方法が取られることになります。まず、学歴など比較的線引きが簡単で、選考者のスキルが必要無い項目で選考する方法があります。学歴は関係ないとはいうものの、学生のレベルも容易に想像できるメジャーな学校と、聞いたことも無いような学校を比べれば、その結論は明白です。これが正しいかどうかは別にして、これが今の採用現場の現実です。ご存知のように、今は大卒ということ自体は武器ではなく、ただの服でしかありません。問題は、自分の価値を証明してくれるかどうかです。

 もちろん、前述のように学歴だけで判断しているわけではなく、各社それぞれの要素、例えば、エントリーシートの書き方などから最低限の常識を判断するなどでスクリーニングを行います。ただ、はっきり言えばエントリーシートにしても何にしても、その多くはマニュアル本などに染まっているので、ほとんど当てにならないと思っていることも事実です。

 そして、場合によっては、ボーダーライン上の学生や、目についた学生について再チェックが行われます。時には合格から不合格に、時には合格から不合格に変更になります。ここでいう「目に付く」とは、選考者が「おっ」と思うということです。例えば、大検を受けているとか、留学経験とか、様々です。ポイントは、他者とは違うキラリとしているように思えるものがあるかどうかです。そして、これらのスクリーニングを超えた者が、今度は面接という自己PRの場を与えられて、本来の自分で戦えるのです。

 ここで書いたことが、すべてに当てはまるわけではありません。しかし、冷静に考えれば、自分が選考者の立場になればどういう作業を行うことになるかは、容易に想像ができるはずです。重要なことは、別項でも述べている通り、単に大学に行くことだけを考えるのではなく、明確な目的意識を持って進んでいくということです。仮に、有名大学でなかったとしても、その進んだ道に明白に目的意識が現れ、その成果が読み取れ、将来の成長が感じられれば、必ず勝ち残れるはずです。

 もしも、安易なスクリーニングや選考で望みが叶わなかったとしても、それは、ある意味ではあなたにとっては正しい結果かも知れません。そのような安易な選考をする場所、または、そういう選考ポリシーを持った場所では、あなたの考え方は決して認められないでしょう。入社できたとしても、その違和感に疲弊するか、自分のポリシーを変えるという苦難を受け入れなければならない可能性が極めて高いでしょう。

 就職もまた、縁であり、相性があります。大学と同じで、ネームバリューで選ぶのではなく、自分のベクトルとの整合、そして、社風(文化)もまた重要です。それが合ってこそ、その場所で自分が何を成すのかということが明確になり、それがそのまま自己PRになります。また、自分の夢だけを語ってもいけません。自己PRとは、別の言い方をすれば自分を売り込むことです。そして、自分を採用すれば、こんな良いことがある、ということを納得させるのが就活です。そして、この時、自分の夢、ベクトルと会社のベクトルが合うことでwin−winになるのです。

 もちろん、就職を生活のためと割り切ることも否定されるものではありません。しかし、その場合には仕事とは別に人生の目的を持たなければ、なにも成長しない、夢を持てず、将来が見えない、生活のために生活するというスパイラルに入ってしまうでしょう。
 学歴、経歴とは、自分の生き方を見つけるためであり、それを表現しているものです。そして、就活とは人生のベクトルを見つめ直して、人生として進む道の土台の一つを選択することです。

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